これは真実です!
こんにちは!大工のツンです。
仲間の仕事の応援でいろんな現場に行くことがありますが、現場がキレイだとテンションが上がります ( 逆に汚いと掃除してから仕事します。
現場の汚れは心の汚れ(?)とも言いますが、きれいな現場は段取りも良く、気持ちよく仕事ができて作業がはかどります。
自分の受け持ち現場ではない場所で仕事をするとき、初めてお会いする職人さんと働く機会がありますが、他業種の方々、例えば電気屋さん、設備屋さん、家具屋さん、クロス屋さんなども仕事がデキる人たちはみんな片付け、掃除が上手です。おまけに車の中の道具の置き方もきれいです。
現場がキレイって?
道具が整理整頓されている
自分の使う道具をしっかり手入れしていて、使う道具だけを出しているという感じ。。。
キッチンで言うとお昼ごはん作るために使った調理器具が一旦きちんと洗って収納され、晩ごはんの準備の時にまっさらでスタートできるって感じです。
道具は仕事をするのに欠かせないものです。それが汚いってことは汚れや傷が気にならないってことじゃないかなーと思います。そうなると、仕事の仕上がりもあんまり気にならないにつながってくると思います。
もちろん、道具は使っているうちに傷や汚れがついてきますが、同じ作業をしていても、人によって道具がキレイだったり汚かったり。ここの差が仕事の仕上がりの差に出てくるもんだと感じます。
掃除が行き届いている
現場が綺麗な職人さんで共通しているのは、1つの工程が終わるたびに、その都度掃除をしていることですね。
次の作業に移る前には必ずほうきとちりとりで掃除しているのをよく見ます。休憩ごとに掃除するこまめな人もいます。
あと、不要物の片付けきちんとされていると現場がすっきりして掃除もしやすいので不要物をため込んでいないかも大きなポイントと言えると思います。
ボクは親方に「空荷で帰るな」と教わりました。つまり「新しい資材を運び込む時や休憩で現場の外に出る時にはついでに不要物を運び出せ」ってことです。作業効率も良くなりますしスッキリサッパリした現場を保つのに役立ってます。
仕事がキレイって?
新築なのに床やドア枠に傷がついてたって話、経験したり聞いたことありませんか?
人間が手作りするので、作業中にちょっとした傷や汚れはどうしてもついてしまいます。どんなに気をつけててもやっちゃう時はあります。
でも、その傷や汚れが現場がキレイだと極端に減ります。
なぜかというと、掃除がされていない現場には小さな木切れや釘やビスが転がってます。それを踏むと傷防止の養生板が敷き詰められていても凹んだり傷になったりします。片付けがされていないと、コードやホースが物に引っかかって倒れて破損してしまう事もあるでしょう。
傷があまりにひどくて元請さんがお客様に説明してくれて全交換の判断をしてくれたのでお客様にはキレイな状態で引き渡しすることができましたが、現場がキレイで整理整頓されていないとこういったことが日常的に起きてしまいます。
こう考えてみるとつながってきますよね。現場がキレイだと仕事がキレイ!
おまけ:職人さんの車の中がキレイ
みなさんも職人さんの車を見かけることがよくあるのではないでしょうか?(軽バン・ハイエースetc)
車の中に道具がぐちゃぐちゃって詰めてある車もあれば、道具や材料が取り出しやすいように考えて収納している車もあります。
自分の道具を大切に扱っている職人さんはやっぱり信頼が置けますよね。道具を大切にしているということは仕事の仕上がりにも影響します。汚くて調子の悪い道具をそのまま使ってる人がキレイな仕事ができるわけがありません。(時々特殊変異の方もいますが…)
道具はモノです。モノを大事に扱う人は、同じモノである材料も大切に扱うとつながってくるでしょう。
さいごに
技術的な部分、例えばトメ(直角部分で材を45°に切って付き合わせること)の付き具合などは職人さんの熟練度や得意分野などによって差が出てくるところもありますが、総じてお客様が気持ちよく感じられるキレイな仕上がりの仕事はキレイな現場環境から生まれるもんだと思います!